引掛シーリングは、最も一般的な天井の配線器具で、DIY初心者でも比較的簡単に照明器具を取り付けることができます。まず、作業前に必ずブレーカーを落とし、電源を切ってください。感電事故を防ぐため、最も重要な手順です。次に、既存の照明器具を取り外します。照明器具のカバーを外し、配線器具から照明器具の配線を外します。配線は、コネクタで接続されている場合と、直接ネジで固定されている場合があります。ネジで固定されている場合は、ドライバーを使ってネジを緩めて外します。照明器具を取り外したら、引掛シーリングの取り付け状態を確認します。引掛シーリングがぐらついている場合は、ネジを締め直して固定します。もし、引掛シーリング自体が破損している場合は、新しいものに交換する必要があります。新しい照明器具を取り付ける前に、引掛シーリングの端子に、照明器具の配線を接続します。配線の色は、通常、白と黒の2色です。引掛シーリングの端子にも、白と黒の表示があるので、同じ色の配線を接続します。配線を接続したら、照明器具を引掛シーリングに取り付けます。引掛シーリングには、ツメが付いており、照明器具の取り付け部分には、ツメを引っ掛けるための溝があります。ツメと溝の位置を合わせて、照明器具を押し上げ、カチッと音がするまで回します。照明器具がしっかりと固定されていることを確認したら、カバーを取り付けます。最後に、ブレーカーを上げ、電源を入れて、照明器具が点灯するか確認します。点灯しない場合は、配線の接続が間違っているか、照明器具が故障している可能性があります。再度、配線を確認し、それでも点灯しない場合は、専門業者に相談しましょう。引掛シーリングの取り付けは、比較的簡単ですが、安全に行うためには、必ず電源を切ってから作業を行い、配線の接続を間違えないように注意しましょう。