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ゴマみたいな虫とアレルギーの危険な関係
ゴマみたいな虫、シバンムシやヒメマルカツオブシムシは、人を刺したり、病気を媒介したりすることはないため、直接的な健康被害は少ないと考えられています。しかし、彼らが家の中で大量発生した場合、その存在が、間接的に、アレルギー疾患を引き起こしたり、悪化させたりする原因となる可能性があることを、知っておく必要があります。その原因となるのが、彼らの「死骸」や「フン」です。これらの虫が、畳の中や、食品庫、クローゼットの中で繁殖すると、その死骸やフン、あるいは脱皮した後の抜け殻などが、時間の経過と共に乾燥し、微細な粒子となって、ハウスダストの一部として空気中を漂います。そして、私たちが呼吸をする際に、これらの虫由来の粒子を、知らず知らずのうちに体内に吸い込んでしまうのです。この微粒子が、アレルギー反応を引き起こす原因物質「アレルゲン」となることがあります。これを吸い込むことで、気管支喘息の発作を誘発したり、アレルギー性鼻炎(くしゃみ、鼻水、鼻づまり)や、アトピー性皮膚炎の症状を悪化させたりする可能性があるのです。さらに、シバンムシには、「シバンムシアリガタバチ」という、非常に厄介な寄生蜂が寄ってくることがあります。このアリガタバチは、シバンムシの幼虫に寄生して繁殖する、体長2ミリメートル程度の小さな蜂です。そして、この蜂は、人を刺すことがあります。刺されると、チクッとした痛みと共に、赤く腫れ、強いかゆみが数日間続くことがあります。つまり、シバンムシが大量発生すると、それを目当てにアリガタバチがやってきて、二次的な虫刺されの被害に遭うリスクが高まるのです。ゴマみたいな虫の発生は、単に食品や衣類が被害に遭うというだけでなく、私たちの健康を脅かす、目に見えないリスクもはらんでいます。徹底した清掃と駆除が、アレルギーや、厄介な虫刺されから、家族を守ることにも繋がるのです。
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白い幼虫、ゴマみたいな虫の正体は
ゴマみたいな黒い成虫と共に、あるいは、乾麺の袋や、古い畳のささくれから、白くて小さな、うごめくイモムシのようなものを見つけて、ゾッとした経験はありませんか。その白い幼虫こそが、ゴマみたいな虫の、真の姿であり、被害を引き起こしている張本人です。成虫は、基本的には産卵のために活動しているだけで、直接的な食害はほとんどありません。私たちの食品や衣類を、実際に食い荒らしているのは、すべてこの「幼虫」なのです。シバンムシの幼虫は、体長2〜3ミリメートル程度で、乳白色をしており、カブトムシの幼虫を極端に小さくしたような、Cの字に体を丸めた形状をしています。彼らは、孵化してから成虫になるまでの、数ヶ月から一年以上という、生涯のほとんどの時間を、餌となる乾燥した植物質、すなわち、畳のワラや、小麦粉、乾麺の中で、ひたすら食べ続けながら過ごします。一方、ヒメマルカツオブシムシの幼虫は、毛虫のような、細長い形をしており、体表が硬い毛で覆われています。体長は4〜5ミリメートル程度で、脱皮を繰り返しながら成長します。彼らは、ウールやカシミヤといった動物性の繊維に含まれる「ケラチン」というタンパク質や、鰹節などの動物性の乾物を好んで食べます。もし、あなたの家で、この白い幼虫を発見してしまったら、それは、ゴマみたいな成虫を一匹見つけるよりも、はるかに深刻な事態であると認識すべきです。なぜなら、幼虫がいるということは、その場所が、すでに彼らにとっての「繁殖拠点」となっている、動かぬ証拠だからです。その一匹の背後には、まだ孵化していない卵や、他の兄弟たちが、無数に潜んでいる可能性が非常に高いのです。幼虫を発見した場合は、その発生源となっている食品や衣類、畳などを特定し、それを処分または徹底的に清掃することが、被害の連鎖を断ち切るための、絶対条件となります。