分配器トラブルシューティング
分配器を交換しても、テレビの映りが改善しない、または、特定のチャンネルが受信できないといったトラブルが発生することがあります。ここでは、分配器に関するトラブルシューティングと、その対処法について解説します。まず、確認すべきは、同軸ケーブルの接続です。分配器の入力端子と出力端子に、同軸ケーブルがしっかりと接続されているか確認しましょう。F型接栓の場合は、緩みがないか、芯線が折れ曲がっていないかなどを確認します。次に、分配器の種類が適切か確認しましょう。地上デジタル放送だけを視聴する場合は、VUHF対応の分配器で問題ありませんが、BS/CSデジタル放送や4K/8K放送を視聴する場合は、それぞれに対応した分配器が必要です。また、BS/CSアンテナに電源を供給する必要がある場合は、「全端子通電型」の分配器を使用する必要があります。分配器の故障も考えられます。別の分配器に交換してみて、症状が改善するか確認しましょう。もし、別の分配器に交換しても症状が改善しない場合は、分配器以外の原因が考えられます。アンテナの向きや、アンテナ線の劣化、テレビやレコーダーの設定などを確認しましょう。アンテナの向きは、地域によって異なります。強電界地域では、アンテナを正しい方向に向けることで、受信感度が向上する場合があります。アンテナ線が劣化している場合は、新しいアンテナ線に交換する必要があります。テレビやレコーダーの設定が誤っていると、特定のチャンネルが受信できない場合があります。チャンネル設定を再度行うか、初期化して設定し直してみましょう。これらの対処法を試しても、症状が改善しない場合は、専門業者に相談することをおすすめします。